人類滅亡小説
山田宗樹
酸素を奪う赤い雲が空を覆い、地球は危機に瀕する。選ばれた者だけがシェルターに避難先を求める中、運命に抗う者、信仰に生きる者、絶望を選ぶ者たちが現れる。人類の存亡をかけた、想像を絶する結末へ。
戦場へ行こう!!雨宮処凛流・地球の歩き方
雨宮処凛
現実感から抜け出し、戦場や宗教、自傷といった極限状態に身を投じるエッセイ集。イラク、北朝鮮、そして日本の若者たち…。過激な体験と痛烈な視点で「時代の肉感」を描き出す、雨宮処凛の渾身の作品。
英米文学者と読む「約束のネバーランド」
戸田慧
大ヒット漫画『約束のネバーランド』を、文学研究者が英米文学の視点から徹底考察!鬼のモデルや「約束」の謎など、物語の深層に迫るファン必読の一冊。原作の終盤ネタバレも多く含むのでご注意ください。
アミターバ 無量光明
玄侑宗久
80歳で難病に侵された女性が、死を目前に魂の行方や最期の時を家族と向き合いながら体験する。禅僧の助けを借りながら、死後の世界や時間の感覚が変化していく様子を、臨死体験記録や宗教体験に基づいたリアリティで描いたヒューマンドラマ。
慈悲をめぐる心象スケッチ
玄侑宗久
世界平和なくして個人の幸福は得られないのか。文学と宗教に生きる著者が、総天然色版「幸福の王子」と呼ばれる賢治の思想と生き様を鮮やかに描き出す。世界への慈悲と、自らに問い続ける賢治の姿に心揺さぶられる。
ウォークス 歩くことの精神史
レベッカ・ソルニット
歩行が歴史、文化、そして私たち自身に与えた影響を多岐にわたる視点から描き出すルポ・エッセイ。アリストテレスから現代の作家まで、歩くことで哲学し、活動し、癒された人々を通して、歩行が持つ意味を深く探求する。
改訂新版 共同幻想論
吉本隆明
国家の起源を「共同の幻想」として、原始的信仰から国家成立までを11の幻想領域で大胆に解剖。自己、対立、共同という軸で構造を解き明かし、国家と個人の関係を問い直す、戦後思想を揺るがした問題作。
死者に語る ――弔辞の社会学
副田義也
弔辞を通じて、故人の人柄や時代背景を読み解く。政治家や文学者たちの弔辞を分析し、日本人の死生観を再考する。短い伝記や現代史、文化的な問題にも触れた、興味深い論考。
鬼畜な蛮族王と性奴隷に堕とされた媛巫女
桜木桜
国を追放された媛巫女ミィーミアは、鬼狄の王バータルに保護される。復讐のため協力するミィーミアに、バータルが課した条件は過酷なものであった。二人の復讐劇が、大陸を揺るがす。
独立記念日
プラムディヤ・アナンタ・トゥール
祖国独立を巡る戦い、児童婚、割礼…インドネシアの若者たちを生き生きと描いた短編集。絶望、葛藤、そして希望が交錯する、楽観と現実の間で揺れる人々の物語。ノーベル賞候補作家による傑作。
今昔物語集 震旦篇 全現代語訳
国東文麿
中国を舞台に、仏教の起源や奇跡、因果応報などを描いた説話集。玄奘三蔵や始皇帝など著名な人物の物語を通じて、教訓や人間ドラマが展開される。今昔物語集の巻六〜十を現代語訳で再編集、第4弾。
今昔物語集 天竺篇 全現代語訳
国東文麿
12世紀、世界各地の仏教譚を集めた『今昔物語集』より、インドを舞台にした物語群を再編集。釈尊の生涯や修行、霊験などを壮大なスケールで描き出し、ユーモラスな展開も楽しめる古典文学作品。因果応報の教えに触れる。
あなたの孤独は美しい
戸田真琴
SNSで注目を集める戸田真琴が綴る書き下ろしエッセイ。格差社会や未来への不安、孤独な日々に苦悩し、AV女優として経験した酸いも甘いもを生きるヒントに。幼少期からAVデビューまでの波乱万丈な生い立ちと、孤独を愛でるメッセージが響く。電子版には未収録の撮り下ろし写真も。
となりのアブダラくん
黒川裕子
趣味を隠したい小6男子が、パキスタンからの転校生のお世話係に。言葉や文化の違いに戸惑いながらも、少しずつ心を通わせていく。大切な発見が満載の、さわやかで心温まる物語。
剣と魔法とセーラー服 〜ときどき女神にアイアンクロー〜
三条ツバメ
友達作りを始めた聖悟と、それに巻き込まれるエマ、静香。氷の精霊討伐の依頼で、日常系アニメのような食事を再現しようとする聖悟。精霊は実は静香とアパルナの過去に深く関わる因縁の相手だった!異世界で始まる、愉快な冒険ファンタジー。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
最難関ダンジョンクリア後、落ちぶれた冒険者フウマが故郷で平穏な日々を送っていた。しかし、新たなダンジョン「天涯」と偽勇者の出現を知らせる依頼が届き、再び冒険の道へ。秘宝を巡り、元勇者パーティーも動き出す。シノビと勇者、偽勇者の秘宝争奪戦が幕を開ける!
信長の軍師(全4巻)合冊版
岩室忍
戦国時代の織田信長を天下人へ導いた軍師、沢彦宗恩の生涯を描く。政治、宗教、武術などあらゆる知恵を信長に授け、四十数年間支えたが、その死は信長の悲劇と深く関わっていた。歴史の新たな一面に迫る興奮必至の物語。
詩と出会う 詩と生きる
若松英輔
言葉と人は、どのような関係にあるのか。詩に込められた想いを知ることで、何を得ることができるのか。困ったとき、苦しいとき、悲しいとき─私たちを守ってくれる言葉を携えておくために。文学・哲学・宗教・芸術─あらゆる分野の言葉を「詩」と捉え、身近に感じ、それと共に生きる意味を探す。 詩歌・俳句
テロリストハンティング FUKUSHIMA MISSION
池上阿礼
福島第一原発爆破を狙うオウム残党を追う公安の工作員と、原発地下の謎の遊戯室。元機動隊員の修造が、過去の因縁と対峙する実録ハードボイルドアクション。闇の世界で生きる男たちの孤独と野性、そして歪んだ正義が交錯する衝撃作。
若き日の芸術家の肖像
ジェイムズ・ジョイス
アイルランドの若き日の苦悩と成長を描いた青春文学。主人公スティーヴンは、肉親や故郷との繋がりを断ち切り、芸術に捧げる道を選ぶ。その過程で民族、宗教、政治との訣別を通して、コスモポリタンな芸術家としての生き方を模索する。後の大作「ユリシーズ」につながる要素も含む。
ツァラトゥストラはこう語った
フリードリヒ・ニーチェ
「超人」と永劫回帰と価値の転換を主張する哲学的叙情詩。ゾロアスター教の始祖ツァラトゥストラは「ついに神は死んだ」と叫び、ふたたび人間のなかに帰り、宗教的な厭世主義を否定し、地上を讃美し生を肯定して「人間は征服するために生まれ、かつ生きる」と説く。 海外
オリジン【角川文庫 上中下合本版】
ダン・ブラウン
天才ラングドン、元教え子の衝撃的な発表を阻止しようとする勢力に追われる!会場で起きた殺人事件をきっかけに、彼は美貌の館長と逃亡。人類の起源と未来を巡る陰謀に巻き込まれ、人工知能と共に謎を追う!
ラングドンシリーズ【12冊 合本版】 『天使と悪魔』『ダ・ヴィンチ・コード』『ロスト・シンボル』『インフェルノ』
ダン・ブラウン
宗教象徴学者のラングドン教授が、ダ・ヴィンチ、イルミナティ、フリーメーソンに代表される世界の謎と陰謀に挑む!『天使と悪魔』から『インフェルノ』まで、ダン・ブラウンの人気シリーズを1冊にまとめた合本版。次なる謎とは?
もし、日本という国がなかったら
ロジャー・パルバース
1957年、スプートニクの衝撃から始まった著者の波乱万丈な人生。CIAのスパイ容疑、ベトナム戦争からの逃避を経て辿り着いた日本を愛し、その文化や人々、特質を深く掘り下げる。宮沢賢治や井上ひさしらとの交流も交え、日本の魅力を熱く語るエッセイ。
混沌の大地―イスラムの女と僕の憂鬱―
浅井陽一
アルジェリアの野営地で翻訳の仕事をする主人公ヨシオは、イスラムの生活や女性に魅せられる。タブーに触れるような関係が深まる中、文化や宗教の違い、そして企業倫理との葛藤が浮き彫りに。孤独な主人公とアルジェリア人女性との交流を通して、異文化理解の難しさを描く物語。
空海の風景(上下合本) 新装改版
司馬遼太郎
空海の足跡を追う、時代と自らを重ね合わせた渾身の物語。宗教、文学、土木…八面六臂の活躍と、その死の秘密に迫る。日本が生んだ天才の真実を描いた、司馬遼太郎の最高傑作。構想十余年の労力と知性が結実した、記念碑的な作品。
社会不適合僧侶の究極ミニマル生活 くるま暮らし。
静慈彰
住居や家族を捨て、車中泊生活を送る僧侶のルポ。ミニマリズムの最終形は、究極の自由への道。DIYで改造した車で日本各地を旅し、週休5日、サーフィンや温泉を楽しむ。社会不適合者でも生きられる、型破りな生き方を綴るエッセイ。
21世紀の驚くべき海外旅行
藤間敏雄
ロシアなら独自のインフラやモスクワの風格、スペインは内戦の傷跡や王の気質を、アメリカのドラッグ問題、、、各国の宗教・伝統を実際に訪れた著者が語る。トランプが大統領に選ばれた最新の政治事情も含め、この一冊に余すことなく詰まっている ルポ・エッセイ・自叙伝
【合本版】ガダラの豚
中島らも
超能力ブームで一躍有名になった民族学者が、8年前に亡くなった長女の母・妻を救うため、奇術師と再会。超能力、占い、新興宗教が絡み合う、現代の闇を描くミステリー・サスペンス。家族の悲劇を背負う学者の執念が、読者を惹き込む。
ソード・ワールド2.0ツアー
北沢慶
『ソード・ワールド2.0』の世界を解説するワールドガイドの第2弾。ワールドガイド・シナリオ・短編小説の従来のコンテンツに加え、NPCキャラデータ集など新要素も満載! ファンタジー
アホになる修行 横尾忠則言葉集
横尾忠則
横尾忠則の著作から、自由な生き方へのヒントを厳選。こだわりや言葉の束縛を捨て、「アホになる」ことで魂を解放し、真の自由を獲得する道を探求する言葉集。遊び心と体で生きる重要性を説く。
愛について(新潮文庫)
キェルケゴオル
キェルケゴールの愛とは、神への壮絶な探求。犠牲愛の極致を目指す道は、人間の限界に挑む困難なもの。本書は、苦しみの中で清らかさを守る人々へ贈る、愛の生命と摂理を綴ったルポ・エッセイ・自叙伝。
仏教からよむ古典文学
末木文美士
源氏物語、平家物語、能など、日本の古典文学や芸能に仏教が深く関わり合ってきた姿を考察。経典の受容や中世思想、無住道暁や良寛の作品を通して、仏教と文学、思想の繋がりを紐解く。漱石のジェンダー戦略にも注目する。
マジカル・ヒストリー・ツアー ミステリと美術で読む近代
門井慶喜
気鋭の歴史作家が『時の娘』『薔薇の名前』『わたしの名は赤』などの名作をとおして、小説・宗教・美術が交差する「近代の謎」を読み解く! ミステリー・サスペンス
小さな黒い箱 ディック短篇傑作選
フィリップ・K・ディック
思考が繋がる黒い箱、タイムトラベル、近未来アメリカの政治風刺など、フィリップ・K・ディックの短編傑作集。本書籍初収録の「ラウタヴァーラ事件」を含む11篇を収録。未来社会、政治、宗教をテーマにしたSF作品。
ピーテル(継之進)とコルネリア
宇賀神修
江戸時代初期、平戸藩の通詞・継之進はオランダへ渡り、ピーテルと改名してVOCに社員として働く。最愛の娘コルネリアに哲学を学ばせ、スピノザのもとへ導く。変わりゆくヨーロッパで、宗教や国家、そして人間の幸福について深く探求する歴史時代劇。
おクジラさま ふたつの正義の物語
佐々木芽生
和歌山県太地町で起こる、クジラを巡る激しい衝突を描くノンフィクション・ドキュメンタリー。400年の歴史を持つ「くじらの町」が、シーシェパードなどの活動家から非難の目に。歴史や宗教、イデオロギーがぶつかり合う、小さな町と大きな世界の物語。
P+D BOOKS 親鸞 全7巻 合本版
丹羽文雄
平安末期、権力と腐敗に立ち向かい、浄土真宗を創始した親鸞の波乱の生涯を描く大作。弾圧と非難を受けながらも、人間として生き抜いた苦悩の軌跡を壮大なスケールで描く4部作。歴史と戦が交錯する時代劇。
沖縄の民間信仰―中国からみた―
窪徳忠
沖縄の民俗文化に根差す中国文化の影響を、道教研究の第一人者・窪徳忠氏が詳細に解説。清明祭、爬龍舟、石敢當など、馴染み深い神々や祭祀のルーツを探る。電子版には窪明子氏による後書きも追加。琉球と中国の文化交流史を紐解く一冊。
ドイツ人のみた明治の奄美
クライナーヨーゼフ
明治時代、ドイツ人が注目した奄美大島。生物学者ドゥーダーラインの16日間記録と著書を翻訳し、当時の風俗や文化を紹介。島を舞台にした紀行文としても楽しめる。ドイツ人研究者と奄美の専門家による共著を電子書籍で復刻。明治の奄美を知る興味深い一冊。
住んでみた、わかった!イスラーム世界 目からウロコのドバイ暮らし6年間
松原直美
世界から年間1000万人を呼びこむ都市ドバイ。世界一の高さを誇るビル、街中どこでもつながるWi-Fiなど、先端的な近未来都市である一方で、そこに暮らす人々はイスラームの教えに忠実に生きていた! イスラーム世界に飛び込んだ日本人女性による体験記! ルポ・エッセイ・自叙伝
【電子特別版】〈勾玉〉の世界
荻原規子
荻原規子「空色勾玉」のスピンオフ小説「潮もかなひぬ」と、荻原氏と中沢新一氏、上橋菜穂子氏との対談を収録。佐竹美保のイラスト原画も掲載したファン必携の一冊。紙版の読本収録内容の一部に注意。
ブラック・トゥ・ザ・フューチャー
左高例
ゴッタマシティの黒人警官が、奈良平安時代の坂上田村麻呂に転生!蝦夷討伐という運命をたどる中、信仰や天皇、そして幼女の嫁との波乱万丈な日々が始まる。史実と空想が入り混じる、前代未聞のオルタナティブ歴史小説!
実像クレーヴの奥方 〈ヴァロワ宮廷の華〉アンヌ・デストの生涯
ヴァランティーヌ・ポワザ
.近代心理小説の最初の傑作とされるラ・ファイエット夫人作「クレーヴの奥方」のモデルを史実の中に探り、宗教戦争と権力闘争に明け暮れる16世紀中葉の宮廷社会に生きる一人の女性の姿を甦らせた、フランス古典文学研究の先駆的研究。 海外
頭がよくなる眠り方―――記憶力が高まり脳が働き出す!
菅原洋平
睡眠の質を工夫するだけで記憶力UP!脳の働きを高め、勉強や仕事の効率を上げられるテクニックを紹介。睡眠中に脳が学習・成長していることを活用し、やる気に満ちた脳づくりをサポート。あなたに合った眠り方を見つけ、能力を最大限に引き出そう。
忘却の河(新潮文庫)
福永武彦
初老の社長と寝たきりの妻、二人の娘を軸に、それぞれの過去の苦悩と愛の挫折を描く連作長編小説。宗教のない日本で、愛と孤独に苦しむ家族の痛切な人生と、罪の償いを求める姿を深く掘り下げた作品。
テレーズ・デスケイルゥ(新潮文庫)
モーリヤック
荒涼の松林に揺らされるテレーズは、夫殺しを試みながらも自由を得られず、別離を拒絶される。情念と孤独に苛まれ、虚無へと沈んでいく姿を、精緻な文体で描いた名作。無神の世界に生きる人間の心の不安を宗教的に表現。
ソークラテースの弁明・クリトーン・パイドーン(新潮文庫)
プラトーン
ソクラテスが法廷で自己の信念を語り、死刑を宣告されるまでを描いた物語。脱獄を勧められるも国法を重んじ、法と正義について弟子と対話。静かに毒薬を飲み、その最期を迎える姿が綴られた哲学書。
親鸞物語 真理と宗教
林太郎
.「遂に親鸞に出会えた!」。不幸な民衆を救うため、自らの魂を抉るように深く悩み、烈しく行動し続けた親鸞。戒律を破り結婚し、子をなすが故に苦悩する親鸞を小説に。宗教的弁証法とは何か、真理と宗教は近づけるのか。無神論という人に読んでほしい本。 歴史・時代劇・戦記
小説・安藤昌益 現代への伝言・自然真営道
林太郎
.医療と農業を中心に農村革命を初めて追及した安藤昌益は、徳川幕府の弾圧と戦いながら封建制の矛盾を痛烈に批判。階級制度や宗教の矛盾、農村共同体について記した大著『自然真営道』を書き続けた。江戸中期の忘れられた思想家である安藤昌益を小説に再現。森村誠一氏推薦。 歴史・時代劇・戦記
仏と女の室町 物語草子論
恋田知子
.室町期の文芸と宗教文化に息づく女性たち。お伽草子や絵巻、語り物といった室町期の物語文芸について、本文や図像の内容分析、成立の問題、書物としての形態や享受の様相などを巨視的に捉える。’女性’をキーワードとした「物語草子」総合研究。 日本文学
台湾における道教儀礼の研究
浅野春二
.道教とは何か。現代の儀礼をとおして探究する。仏教・儒教および民間信仰が並立するなか、民衆の宗教的欲求に柔軟に対応してきた道教。道教を道教たらしめている特質、核心的要素とは何なのか。現地調査で得た道教儀礼の実例を、豊富な写真とともに検証する。 海外
『沙石集』諸本の成立と展開
土屋有里子
鎌倉後期の仏教説話集『沙石集』は、多様な伝本と複雑な成立過程を持つ。本書は、現存する全写本を系統化し、研究における注意点を提示。西鶴や『醒睡笑』への影響、海外翻訳など、後世への広がりを解説する、必読の研究書。
『宇治拾遺物語』「世俗説話」の研究
廣田收
.前著『「宇治拾遺物語」表現の研究』で展開した説話分析の理論に基づき、本作個別の説話が外来の伝承を受容する時、信仰や宗教的宇宙像を稀薄化させる代わりに、可視的な世俗の物語に変容し、倫理規範と核とする物語を創出していることを解明。 日本文学